3.自然農法とは
自然界は、寸分狂い無く、生きとしいける全ての生き物を、調和・繁栄に導いています。
この自然の動態・形態の中にこそ、人間が謙虚に学ぶべき仕組みがあり、この仕組みを農業技術として応用・開発することこそ、農業の本質と考えます。
自然尊重・自然規範・自然順応を基本理念とし、自然界の偉大なるちからによって作物を栽培いたします。
自然農法とは、
農薬・化学肥料・土壌改良剤・除草剤等、化学合成物質は一切使用せず、
加えて家畜の糞尿等、動物質の堆肥すら使用せず、
自然界の土作りに習い、植物質のみの堆肥を活用(必ず使うのではなくどうしても必要なら活用するんだよ)、し、
生きて活能力を持つ土本来の偉力を最大限に発揮することで作物を生産し、
農業の永遠の繁栄を目的とするものであります。
農家の取り組みの大きな柱は、
土と種子、そして農家の心をよりピュア(純粋)に純度高くすることです。
土の純度化とは
残留の肥料・農薬等化学合成物質を一刻も早く取り除く事
クリーニングクロップとしてのイネ科植物を積極的に導入し、また深く耕すことで一層浄化促進させるなど畑で使用する機械も工夫を重ねます。
種子も
自然農法でできたものを親として種を取る、といった自家採種(自然種子)の取り組みもすすめ、
予想通りの成果を見せています。
そして最後の決めてとなるのは耕作する農家の心です。
肥料や農薬で誤魔化せる農業ではないので農家の心がそのまま形に現れのがこの自然農法であると考えております。
農業による水の汚染。
特に農薬だけでなく、化学であろうと有機であろうと肥料として持ち込まれる窒素そのものが水質汚染の元凶と言われるい今、
農地と飲み水、つまり地球環境を真に守れるのは自然農法しかないと誇りを持って精進しております。
4・自然農法の理念
1.自然農法の基本理念として
自然尊重 自然の動態・形態の中にこそ人間が謙虚に学ぶべき仕組みがあり、
農業技術として開発応用されるべき偉大さがあるとする考え方である自然規範 自然順応
2.・土の価値(土は貴重品である)
・現在、耕地として利用している土は地球全体のほんの一握りである。
・表土1cm作るのに自然界は100年の時間をかけている。
・単に「根を支えるだけのもの」と軽視すべきでない。(現代農業の誤り)
3・土は生きている
・土は、自然界の関わりの中で作物を作る養分を生み出していくという緻密なメカニズムを持っており、
まさしく「土は生きている」と表現するに値する活動をしている。
・土は人の手が加えられることにより成長したり退化したりする。ここに農業の永遠性を求める道がある(自然農法の永遠性)
・土は我が子であり我が親であるという愛情で耕し、慈しむことが自然農法である。
・耕作者の土に対する愛情が、見えない力を引き出し、可能性を引き出し、生産力あふれる土を育てる基本である。
[育つ土]
地球が誕生した約46億年前には、地上には土と呼べるものは無かった。その後長い年月をかけて岩石が風化を受けて、鉱物が細かくなっても、
それだけででは砂や石の粒であって土とは言えない。土はそれらの鉱物に、光、水などとともに生物が影響して出来ている。
このことは地球とつきを比べてみるとよくわかる。
補足
現在の地球の環境が出来るのに、バクテリアが関係しているのがわかっている。
藍藻類のシアノバクテリアが酸素を作り、土にも影響している。
酸素が無い時代には無酸素で行動できるバクテリアが活躍してたと考えられる。
たとえばビフィズス菌など(人間の体内に生息するが、消化器官などには酸素は無いらしい。そんな中で生きているビフィズス菌は酸素を必要としないバクテリアなのだ。)
[土を育ててきた植物]
自然界の中で、土が育てられてきた経緯を見ると、現実的な見方としては植物が育ててきたと言える。