元田農園プロフィール
2012年に追記


元田裕次
1958年(昭和33年)8月4日 熊本県菊池郡七城町清水誕生(現住所)

妻、娘2人、お袋5人での楽しい生活です。


七城の小中学校後
1977年熊本県立鹿本高校卒業

飲食業界、コンクリート業界、電気電子業界を経て農業に
電機関連では東京に拠点を置いたのが現在の営業力に結びついている。

人生においては波乱が多かった。結婚離婚も経験、農業に対する嫌悪もあった。
現妻鈴子は実は内縁、婚姻に対し?を持っている。

しかし現妻と会って農業に向かえるようになった。
自然栽培に向かうきっかけも作ってくれた。

自然栽培に向かうきっかけ

妻の知り合いから無農薬のニンジンが欲しいと言われたこと

バブル崩壊後の窮屈な生活において、その後をどうするか考えている時、農家であった親父が他界
そこに残された土地家をどうするか悩んでいた時でもあって
親父の手伝い程度で触っていた農業に向かって見るか?など考えている時であったから
とりあえず調べてみるかから始まった。この時46歳であった。

自然栽培流通において現在最大手であるナチュラルハーモニー(東京)のセミナーが行われることを妻が見つけてきた。
2005年3月、セミナーまで10日ほど。嫌だという私を無理やりセミナーに参加させた。

肥料も農薬も使わない無肥料栽培、そんなものあり得るわけない、肥料無くして作物が育つものか!
と、怒っていたのだが、そこに立つ現師匠の二人高橋博氏、木村秋則氏の自信満々の態度に疑問

本当にそれが可能ならば凄いことかもしれない

セミナーから帰ってから1週間全く何もせずそのことばかりを考えた。

考えても仕方がない
気になるならやってみるかと即行動に出た
畑を掘り、そこに肥毒を確認した時から自然栽培にのめり込んだ。
なぜか異常なスピードでのめり込み、学生時代でもやらなかったくらい信じられないくらいの勉強をしていた。
1年間は勉強をすると決めて日本全国を回り、わずかの生産農家に出会い
セミナーの全てに参加し、納得できるまでやってみようと思うようになってきた。

しかし現実は甘くなかった。
それまでの人生の経験から、何でも出来ると信じていた自分自身に襲いかかる自然の凄さ
立ちはだかる壁に打ちひしがれ、折れそうになる心
虫食いだらけの野菜、カビが来る米

出来ないかもしれない・・・

こんなものやはり嘘だったんだ!

逃げの姿勢の言いわけでしかない。

肥料にも農薬にも頼らずに素晴らしく美味く綺麗なものを作り上げている人がいる

それはいったいどうやって?

他の奴に出来て俺に出来ないわけはなかろう
負けず嫌いな性格に火がついてしまった。

そこからは一心不乱
そのことしか考えられなくなり、現在に至る。

自分の生産するものに素晴らしいものも出来始め
さらにその実感を感じ始めている。
生産物はほぼ予約にて埋まるようになったが
効率を上げるための機械化に資金は流れて
きついながらもなんとか自然栽培のみで営農が出来ている。

2009年
今後を考え後進に自分の経験を伝えるべくの活動を始めた。

九州自然栽培研究会を立ち上げ
半年に一度のセミナーを開催するようになる
http://sizensaibai.com/giken/

しかしまだまだこれからも挑戦は続くのだ

生産面積
田 2.3Ha(管理面積3.3Ha)
旭1号、ヒノヒカリ

畑 約1Ha
多品種野菜、ネギ

全面積自然栽培




2012年1月追記

2010年1月
土壌生成理論に出会う

ずっと考えていた肥毒との戦いが一気に吹き飛ぶ。
多々の勉強により自然栽培の始祖と言われる岡田茂吉に対してのイメージは
異次元の人であった。
そこにある理論は理解できるものとどうしても理解しがたいものとがあった。
理解しがたい部分は「土素」

土に関する疑問は追及していくうちに判ると思ってはいたが
それを見事に説明できるものはこれしかない。
それが土壌生成理論。

土はいかにして出来たものか?

有機物と土壌菌と珪酸塩

それが自然界にどうかかわってきたのか?

その自然の循環から生まれた腐植前駆物質と生物の関係。
それらが一気に理解できるものとなり
それまで悩み続けた「肥毒」解消はできることとなる。
そればかりか、自然栽培では解決できなかった
畜産との係わりまでも解決できる。

土への理解が全てを一つの流れにしてしまう。

何も使わない事にこだわる自然栽培に提案したが多くは拒否か・・・

そのあたりから自然栽培に対してのイメージが変わってくる。
岡田氏の思いは十分に理解できるが、それを引き継ぐ人たちは何か間違っていないか?
との疑問を持つようになってきた。

農業においての仕事は食の供給
当たり前に食べられるものを作り出し提供するものだ。
当たり前に食出来るものが現代には無くなってしまった。
それを復活すべくの自然栽培では理解できるが
何も使わないという事だけにこだわる自然栽培は理解できなくなる。

方法にこだわらず、当たり前の食を提供する方法として
「チャレンジ」を立ち上げる。
それは腐植前駆物質の利用による。

土の出来る流れが理解できるからこその方法。

自然界では普通に起きている事象を簡単に作り出せる方法である。
2012年現在
この方法による畜産を含めた新しい農業の構築に全てを向けている。